2019 夢

夢を見たのでメモ

  細く長いトンネルの中、老婆を2人の医師がストレッチャーで運んでいた。静かなトンネル内にけたたましいタイヤの音が響く。私はその様子を俯瞰している。老婆はピクリとも動かず、生死は不明。するとA医師は老婆を救えなかった自責の念か?「俺のせいだ…もうダメだ…俺のせいだ…。」と譫言を繰り返し、歩みを止めてしまう。もう1人のB医師が「しっかりしろ、まだ助かるかもしれないんだ!止まるな!」と叫んだ瞬間、動かなかった老婆の上半身が起き上がり、勢いよく床に倒れた。老婆の顔は歪み、全身の骨は折れ、内臓は潰れていく。みるみるうちに異形と化した。辛うじて二つの足?で立ち上がったが今にもその身体は崩れ落ちそうだった。老婆と認識し難い肉塊を見たA医師は「祟りだ!俺が!出血コントロール出来なかったから…!こんな…。もうおしまいだ!」とその場で泣き崩れ嘔吐した。吐瀉物は数多のナイフに形を変え、先程まで老婆だった肉塊を貫いた。床に飛び散った血肉を見てB医師は「結局お前が、お前だけが救えたんだな。」と呟く。

 

続き?

 薄暗い雨の日の高台に傘をさす少女が1人佇む。少女の睫毛は長く、黄緑色をしていた。なんとなく高校の後輩に顔が似ている。多分原型はその子なんだろうな。桃色の瞳はじっとこちらを見ていた。波は長く、少女を今にも連れ去りそうだった。少女はポエトリーリーディングのような何かをこちらに語りかけている。どこから伴奏が聞こえてるのかは謎。時々波の音で聞こえなくなるがいい曲だった。メロディも歌詞も覚えてないけど何か心に響いた気がする。どこか懐かしいような。